数坂隧道散策その5 突然に、そしてあっさりそれはあった

先程のお土産やから進む。
道だと思われる道を進む。
これは勿論、近年に入って作られた林道の可能性もある。しかし、方向をトンネルの上から確認したのでそちらへ行けば大幅に間違っていはいないはずだ。







こんな道をズンズン行くと、あれ、、



写真は後で上から撮影したものなので時刻がおかしいのだか、こんな人工物の散乱地帯があった。
まるで壁が崩壊したかのような石たちだ、これは決して天然の石ではない。

なんて思っていたら道端に、、、、



あれ、これは、、、こんなにあっさり、、、、まさかね、、

コケを落とすと、、、



か、か、か、か、か、、かつざか、、、、
と読める!!!!

扁額だ!
会津側の扁額だ、やはりあのガレは隧道が崩れた後だ。

正い道なのかも知らずにスタートしたのが、13:57、扁額発見が14:09、、
わずか17分の旅だった、あっさり、こんなにもあっさり見つかるとは。

いや、これは簡単な道だからでは無い、この俺の測量で鍛えた勘が功を奏したのだ。
俺には実力があったのだ、、、と信じよう。
事実ここまで来るのは決して一本道では無かった、微妙に分かれ道はあった。
それをコンパスも持たずに「記憶と勘」で沼田方向へ進んだのだ。
生まれて初めて来た山の中を単独で、、、、熊鈴を鳴らしながら、護衛の為のピッケルを持ちながら。

人間とは身勝手なもので、もしこれが2時間捜して見つからなければ不機嫌になるはずだ。
しかしこうもあっさり見つかると物足りない。
40分程度捜して、諦めかけたときふっと見つかる、そんなドラマを無意識に期待している。
故に、17分で発見はどうなんだろうとも思ってしまう。

まあ、扁額は見つけたが、よっきれん氏の書籍に掲載されていた門がまえの入口は未発見である。
あれを見るまでは帰れない。
こっちは会津側なので当然山を越えて沼田側へ行かねばならない。
これは10分で行けるのか30分かかるのか、、推測するに明治(記憶では)の隧道である。
それ程長い訳がない。

と言うことで、あの書籍にあった写真の入口を捜すべく歩を進めることとした。

次回へ続く、、、、、


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